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怒りは簡単な言葉にするだけでいい

 

怒りには基本形として「建設的な怒り」「破壊的な怒り」があります。

 

建設的な怒りというのは、対象者をしっかりと見据えて自分の怒りを真っすぐに向けて怒るので、何かが変わったり始まったりする可能性を秘めています。一方で破壊的な怒りというのは、言葉の通り何もかもメチャクチャにする怒り方なので、後味の悪い結果になる事が多いです。

 

怒りや不満を抑えようとする人は、怒りに対して「破壊的」イメージが強すぎるのではないかと思います。「怒ったら相手も気を悪くする」「怒ったら何もかもが終わりになる」といった、怒りのマイナス面にだけ意識がいってしまい、怒る事で変化や改善する事もあるという事を忘れてしまっているのです。

 

怒りや不満を抱いた時、あなたはどうしたいと思いますか?恐らく多くの人は、破壊的よりも建設的なゴールを目指したいと考えているはずです。相手に対して怒りや不満を持った時に、「頭にきた」から怒るのではなく、その状況を何とかしたいという気持ちの方が大事なのです。

 

 

怒りを抱いた事に対して言葉を出す

 

怒りはごくごく当たり前の感情ですから、大げさに構える必要はありません。相手に失礼な事をされた時に浮かんでくる言葉を、そのまま口にすればいいのです。騒がしければ「ちょっとうるさいよ」とか、割り込んできたなら「ちゃんと後ろに並びなよ」とか。

 

しかし現実にはこの当たり前で簡単な事を、飲み込んでしまいます。ムッとされたり、「うるさいヤツ」と思われるのが嫌だからです。

 

でも自分がいわれたらどうでしょうか?ムッとするのも、うるさいと思うのも、相手の言い方次第で変わってくるのではないでしょうか。普通の声でさりげなく注意をされれば、「すみません」という言葉も自然に出てきませんか?

 

ちょっとした些細なミスや、ついうっかりは誰にでもあります。そういう時に普通に言われれば、むしろ自分の不注意をしっかりと気づくことができます。でもついうっかりを、「何やってんだ!」と怒鳴られると、「そこまで言わなくてもいいだろ」と誰でもムッとします。

 

なるべく感情を含ませない言葉が効果的

つまり怒りに対してマイナスイメージがあるのは、怒られたり叱られたりすること自体がイヤなのではなく、相手の態度や言葉に怒りの感情が含まれていると、ムッとする場合が多いという事です。

 

こちらのミスや失態を「非常識だ」「わざとやっている」といった態度で責められれば、どうしても反発する気持ちが生じます。それは当然です、だってそんなつもりではなかったわけですから。そう考えると冷静に、なるべく感情を含ませない言葉が最も効果的なのです。

 

よく怒る人だけどあまり嫌いじゃない

 

「あの人はホントよく怒る人だけれど、あまり嫌いじゃないんだよね」と思う人って少なからずいますよね。上司でも先輩でも、教師でも近所の人でも。このように思われている人達は、怒り方にちょっとしたポイントがあります。それは「怒る」と「叱る」の違いです。

 

私たちは「怒る」と「叱る」をよう混同してしまいますが、叱るとのは、相手の態度や行動に迷惑をかけられたり、ルール違反だという怒りを感じた時にその態度や行動についてだけ叱ります。一方で怒るというのは、どうしても感情が入るものですから、人格や普段の行動までやり玉に挙げていってしまったりします。

 

上記のような人というのは、余計な感情を入れず「ダメ」と思う事のみを言ってくるので、受け手側としても「本当に悪い事をした」という納得をしやすく、素直に反省が出来るのです。だから言相手に対しても悪い印象を持たないのです。

 

 

怒りを表に出すのが苦手なら質問をしてみる

 

理不尽な事や納得が出来ない事があって腹が立っても、怒りを直接伝えられない、ぶつけられないという人は、「質問をする」というのも一つの手です。

 

怒りを伝える手段は、何も感情むき出しで怒鳴り散らす事ばかりではありません。冷静に伝えることだってできるのです。その上で効果的なのが、質問をするという事なのです。

 

例えば上司から理不尽な残業を命じられ納得ができない時、「なぜですか」と聞くのです。質問であれば例え相手に対して怒りや不満があったとしても、それをぶつけているわけではなく、相手の行動や判断などの理由を訪ねているにすぎません。

 

また冷静に訊かれれば、相手も焦り困ります。仮に相手から「何か不満でもあるのか」と強気な口調で言われたとしても、「分からないから訊いているだけです」と冷静に返せばいいのです。

 

このように淡々と相手に質問で聞き返すだけでも、しっかりと相手に、自分は「不満なんだ」という事を伝える事ができるのです。

 

感情的になった時ほど静かな言葉を選ぶ

 

売り言葉に買い言葉は、ほぼ破壊的な怒りのぶつかり合いです。その後には後味の悪さだけが残ります。

 

たとえ相手が悪くても、あなたの言葉や態度が攻撃的であれば、相手も「何この野郎!」となってしまいます。感情的に攻めても相手も感情的になるだけです。

 

そうならないためにも、意識して丁寧な言葉を選ぶべきです。どんなに相手に腹が立っていても、「お前」ではなく、せめて「さん」付けをするとかでもかなり変わってきます。意識して丁寧な言葉を選ぶようにしていると、怒り感情の衝動が鎮まってきます。

 

冷静になればなるほど、相手に本質をしっかりと伝える事ができ、尚且つ反省させる効果も高まります。

 

怒りを言葉や論理的なものに変える

 

怒りを感じた場合、怒りを出すことでのマイナスイメージを恐れずに、正直に出す事が大事です。

 

怒りそのものがどんなに感情的なものでも、そこで怒鳴ってしまったり手を出してしまったりでは、人間関係は破壊され社会的な信用も失います。ですからどのような場合であっても、怒りを言葉や論理的なものに変えて伝えるという意識もとても大事です。

 

その為にはトレーニングが必要となりますが、「「怒る」ではなく「叱る」という意識」「あえて質問という形にしてみる」「ゴールをどのようなものにしたいかを考える」ということを、常に意識していく事です。

 

初めは上手くいかない事の方が多いかもしれませんが、とにかく「伝わる言葉」を一番に意識してぶつかっていきましょう。

 


 

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