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感情をコントロールするために知っておくべき事

 

沸き起こる感情を押さえつけようとしても、収まるものではありません。そして押さえつけようとすることは、コントロールする事とは違います。そもそも「感情は放っておけば段々収まってくる」ものです。

 

腹が立つ気持ち、悔しい気持ち、憎い気持ち・・・など、これら負の感情は、気にすれば余計に膨れ上がるほど強力ですが、それでも放っておけば個人差はあれど、そのうちに静まっていきます。

 

実際のところ、「怒るな」「悲しむな」「憎むな」などと言われたってムリです。理性ではそれらの感情は、少しもプラスにならない事は分かっていてもどうしようもありません。逆に無理をして蓋をしようとすると、大きな歪みが生じてしまう事になります。感情的になってしまった時に大事な事は、その感情的な事にいちいちこだわらないという事なんです。

 

 

イヤな感情にこだわると悪化する

イヤな感情にこだわれば、余計にイヤな気分になります。たとえば他人のちょっとした物言いや態度に腹を立てた時、「この人はいつもこうだ」「私を馬鹿にしている」などと考えれば、怒りはしつこく居座ります。するとここから怒りはどんどん派生して、さらに関係のない事でもイライラしてきたりします。これが「感情的になっている」状態です。

 

沸き起こる感情にいちいち拘らず「放っておく」、あるいは「他の事に意識を転換していく」というのが、感情をコントロールするという事です。

 

押されれば押し返そうとするもの

 

あなたが感情的になってしまう相手というのは、自分の優位性にこだわる性格であると思います。ですからあなたに対して、どこか強圧的だったり挑戦的だったりします。そういう相手だからこそ、感情的になってしまうものです。

 

でも実はあなたも同じように、優位性のこだわりを持っている部分があります。特に相手が部下や後輩といった立場であれば、余計にそう思うものです。ここに力の差があまりなければ、お互いにどうしても「負けまい」という意識が働きます。

 

つまり感情というのは、押されれば押し返そうとするものなんです。でもこの押し合いは決着がつく事は無く、時間をムダに使い、不愉快な思いだけが残ります。

 

引かれれば引いてしまうもの

 

押されれば押し返そうとする働きがあるという事は、逆に引かれれば引いてしまうという働きもあります。

 

気の合わない相手であっても、あっさりと「ごめん」と言われれば、つい「いいよ」と言ってしまうものです。自分の意見を主張してくる相手だって、「それもそうだね」とか「なるほどなぁ」というような、相槌を打ってあげるだけで、それ以上に強く言ってくることはありません。

 

押したり押し返したりは非常に疲れますが、相手を許容して自分をスッと引いてしまえば、それで相手も押してこなくなるので、感情的な相手への対応としては楽なのです。

 

また自分が感情的になりやすい場合も、この「引く技術」は特に身に付けておく必要があります。感情をコントロールする上でとても重要な事だからです。

 

 

人の感情は感染していく

 

人の感情はうつります。特にうつるのが「悪感情」。職場でも学校でも家でも、誰か一人が不機嫌な状態であると、空気も重くなり次第に周囲も機嫌が悪くなっていきます。

 

またその相手との関係性が近いと、余計に影響を受けます。例えば妻が不機嫌である場合、たいていの夫は「何をカリカリしているんだ」と思い、自分も次第に不機嫌になっていくのです。

 

こちらがどれだけ良い気分であったとしても、悪感情をぶつけられると、影響を受けてしまいます。なぜなら悪い感情は、良い感情よりもはるかにパワーが強いからです。

 

影響を最小限にとどめるには、「なんなんだ」とか「迷惑な奴だ」とか「一言言ってやろうか」などの受け止め方はしない事です。それは相手の感情を正面から受け止めている事になるからです。ですから淡々と、「しょうがないな」とか「また始まった」くらいの軽い受け流しにしておきましょう。

 

人の気持ちは変えられない

 

あなたが「何言ってんだ!」と言いたくなる相手は、そもそも話にならない相手です。気遣いがない、常識がない、分かっていない、キレやすい・・・そういう人です。このような人に対して、説得を試みようとしてもムダです。それどころか、かえって相手の悪感情をまともに浴びてしまい、あなたの方がキレてしまいます。

 

基本的に他人の気持ちや感情を変える事は出来ません。悪い感情は特にそうで、怒りや憎しみ、疑いといった感情は、いくら説得しても無くなる事は無いのです。

 

ですからそういう悪感情に立ち向かうのではなく、放っておく、あるいは意識を変え感情的ではない作業をするのが一番です。

 


 

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