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自分の感情は自分で守る

 

近年、自分の本当の感情を出さずに、周りの空気に合わせた感情を出す人や、感情を出していいとされる場であれば感情を出せる、という人がどんどん増えています。確かに人とは違う自分の感情を出すよりも、みんなと同じ感情を持つ方が安心する部分もあります。

 

しかし仲間にして貰えるという感覚が世の中に広がっていくと、「感情はみんな一緒でなければいけない」という押し付けや、「みんなと違う感情を出す事は間違っている」という決めつけが起こっていきます。

 

このような意識が強く出るのが災害時や震災時で、「みんなが悲しんでいる時には、あなたも悲しまなければいけない」という、同調する圧力が高くなります。

 

また中には、「自分は被害が無くてラッキーだ」と思う人もいます。しかしそれを言ってしまうものなら、コテンパンに叩かれてしまいます。確かにみんなで悲しみを感じ「応援しよう」という気持ちも大事ですが、一個人の感情を否定して、そこに強制もする権利は誰にもありません。

 

一個人のモラルの問題であり、個人的な感情まで否定するのはいき過ぎです。しかし個人の感情の持ち方にとても厳しい世の中では、自分の感情をさらけ出していくのは、勇気がいりますし難しいかもしれません。

 

 

他人の感情を転写して生きている人が多い

 

「みんなが悲しんでいる時に悲しんでいないのは不謹慎」「みんなが面白いと言って笑っている時には、笑わなければいけない」と、このようにみんなに合わせて生きていくのはとても変です。

 

社会生活ですから協調性を持つことは必要ですが、他人の感情を転写して生きていくのはおかしいです。こんなことをやっていると、自分の判断力を見失ってしまいます。

 

大事なのはみんなが「良いよね」と言っている時に、自分の本当の気持ちを言えるかどうかです。自分の感情は自分のものなのです。

 

時には言い合いやケンカも必要

 

人間関係の難しさが顕著に出ている現代では、なるべく摩擦を避けようという気持ちは、多くの人が抱いています。でも感情や本音を見せないが故に、人間関係も形ばかりで心が満たされない状態であることは、精神的にも心身的にも決していい事とは言えません。

 

子供の頃から「ケンカは良くない」と言われていると、ついケンカを避けてしまいがちになります。実際、言い合いやケンカをするとイヤな気持ちになったり、傷ついたり傷つけたりという事が起こるので嫌ですよね。

 

しかしある程度ケンカをするという経験をしないと、そういう気持ちにも気づけず、また人間関係を築くための重要な経験ができません。ですから子供に「ケンカは良くない」と言いすぎるのはやめましょう。

 

大人は言ってはいけないワードや行動などが頭で理解できますが、子供の場合は言いたいことを言って友達とぶつかり、そこで人間関係を学び社会性を身に付けるという発達過程をしていくのです。

 

家庭内で本音を話せているか

 

周囲に感情を合わせて生きているのは、大人だけでなく子供も同じです。社会的に「周囲に合わせて生きるのが正しい」というような風潮では、家族間でさえ本音で話せてはいないのではないでしょうか。

 

特に子供の場合、子供自身が自分の気持ちを素直に表現する事を、親や周りの大人たちが予防的にセーブしていては、本音を言う経験が一向に積めません。

 

子供が家で、「○○がムカつく」などと言った時、ほとんどの親は「そんな事をいうのはやめなさい」といいます。でもその言葉が悪い言葉であっても、大事なのはまず子供の本音を認めてあげるという事です。

 

人から認められ、好かれる人物に育ってほしいと願うなら、子供の感情を制限したり抑圧するのではなく、受け止めて育むという視点がひつようです。「本音を思ってもいいし、言ってもいい」、でも「言う場や言い方には気をつけよう」という事を伝えていけば、子供は感情豊かに育っていきます。

 


 

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