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悔しさには2つの意味合いがある

 

悔しいとは、「取り返しのつかないことで残念。後悔する。」「相手に辱しめられたり、自分の無力さを思い知らされたりと、腹立たしく感じる、忌々しい気持ち。」とされており、2つの意味合いを持っています。

 

 

「あったかもしれない可能性」を失ったサイン

 

一つは取り返しのつかない過去についての感情であり、「あったかもしれない可能性の喪失」を知らせる感情です。この悔しさはどれほど悔しがろうと無理は無理であり、悔しい目にあった自分を慰める事でしか解消できません。解消法は、友人と飲みにく、自分にプレゼントを買う、運動をするなど・・・と、分かりやすいものが良いです。

 

この悔しさは自分を慰める事で、また前に進んでいく事ができます。しかし慰めとは真逆の自分を責める方へ進んでしまうと、いつまでも悔しい思いは残ったままとなり、過去に囚われてしまう人となります。

 

「自分の尊厳」を傷つけられたサイン

 

もう一つの悔しさは「自分の尊厳が傷つけられたことを知らせる感情」です。全ての人間には「尊厳」がありますが、この尊厳が他人から侮辱を受ける事で傷がつくケースと、自分の劣等感から勘違いをして自ら傷をつけてしまうケースとがあります。いずれもこの際に感じる感情が悔しさです。

 

劣等感というのは他者との比較によって生まれます。また他者と比較して、自分が劣っていると思うと、それが「尊厳が傷つけられた」という風に感じます。

 

このような事は人間であれば誰しもがある事ですが、問題なのは「比較」がかなり狭い視野で行われているという事です。比較範囲が狭いということは、それだけ身近な人との人間関係に、問題が起きやすくなるという事になります。

 

普段から視野を広げて物事を見るクセをつけておくと、それまで自分が比較して劣等感を抱いていた事が、いかにちっぽけなものかがわかります。また誰かと比較して落ち込むような事もなくなり、周囲とのトラブルも起こりません。

 

尊厳を回復させるには、まずは悔しいという気持ちをしっかりと受け取る事です。そこから自分のペースを守る事です。

 

 

悔しさからの仕返しをしても気分は良くならない

 

じぶんだけ仲間外れにされ、陰で悪口を言われていた事を知った時、とても悔しい気持ちになります。しかも集団で、自分の尊厳を傷つけられているわけですから、余計に悔しさも感じます。

 

この時、大概の人が思う事は「仕返ししたい」という気持ちだと思いますし、こう思っても無理はありません。でも仕返しをしたところでその後、本当に気分が良くなる事はほとんどないと思います。

 

なぜなら相手に仕返しをしたところで、傷つけられた尊厳は取り戻せないからです。また仕返しをする事で自ら尊厳を傷つける事にもなるのです。

 

仕返しには何のメリットもないのですから、自分の傷ついた尊厳を回復させることだけに目を向け、そのような人達は相手にしない事が一番良いのです。

 

悔しさをバネにする間違った例

 

「悔しい思いをした後に、それをバネにして頑張る」ということがありますが、良い場合と悪い場合があります。

 

例えば「テストの点が悪かった。次回はもっと良い点が取れるように、勉強法を少し変えてみよう」というのなら、悔しいという気持ちを純粋にポジティブに変換しているので、悔しさを生かしていると言えます。

 

しかし「彼氏に振られた。悔しいから彼が後悔するようないい女になってやる」という思いで努力していく事は、ポジティブとは言えません。なぜなら「彼が後悔するような・・・」という部分は、「仕返しの域」を越えていないからです。

 

これではただの復讐でありポジティブではないのです。そしてこの思考では自分の尊厳は取り戻せないのです。

 

 

悔しさを向けられた時の対処の仕方

 

相手が自分に「悔しさ」を向けている時、どうしたらよいでしょうか。注意すべき点は、「尊厳が傷つけられた」という誤解を生んでいる場合です。

 

例えば「先輩よりも先に自分が昇進してしまった場合」です。この時に先輩を気遣ったつもりで、下手に声をかけると大きくこじれます。

 

この時先輩はすでに自尊心が傷つき、尚且つ「嫉妬」という感情も生まれています。この時に当事者であるあなたが、慰める事は出来ません。先輩は自分自身で乗り越えていくしかないのです。例え先輩との関係が悪くなったとしても、触れずにおくことが最も安全な対処法です。

 

悔しい思いの人に対して言ってはいけない言葉

 

何かで悔やんでいる人に対して、「いつまでも悔やんでいたって仕方ないでしょ」と、つい言いたくなる時があると思います。

 

この場合の悔しさが「一体どういうものなのか」によっては、この言葉は相手を深く傷つける事になります。

 

大事な部分は、悔やんでいる相手の尊厳が傷ついているかどうかです。尊厳が傷ついている場合、「いつまでも悔やんでいたってしょうがない」というような事を言われると、バカにされたと受け取られる事があり、全ての悔しさが怒りとして、あなたに向けられることがあります。

 

ですのでこの言葉は、あまり使わない方が無難かもしれません。

 


 

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