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不安は「安全ではない」というサイン

 

不安とは、「安心の出来ない事、気がかりなさま、心配、不安心」などの事を表します。不安という感情は、「安全が保障されていない」という事を、私たちに知らせるために起こるのです。

 

初めての場所に行くときに不安を感じるのは、そこが未知の場所であり、安全かどうかがわからないからです。また初めての人と会う時の不安は、「その人は危険人物かもしれない」とか「自分と上手くいかなかったらどうしよう」、あるいはその人の前で「自分が上手く振る舞えず、恥ずかしい思いをしたらどうしよう」など、様々な思いを抱いているからです。

 

不安を感じたら、まず自分の行動をいったんストップさせ、その不安を減らす事が可能なのか不可能なのか、またどうすれば不安を減らすことができるのか、どう行動したらよいのかなどを、客観的に考えていく事が、「不安」に対しての正しい対処法です。

 

 

不安が強すぎる時は身体でアプローチする

 

不安が強すぎる場合、まずはいかにリラックスを出来るかがポイントで、そのためには深呼吸が大事です。呼吸に関してはこちら ⇒ 「瞬間的なストレスを即効緩和するリズム呼吸法のすゝめ」

 

人によっては、ランニングやウォーキングなど、軽く体を動かすほうが不安を緩和できるという人もいます。どちらも自分に合ったパターンで良いと思います。

 

不安であることをしっかりと自覚する

 

不安というのは、実に多くの感情に化けていきます。その中でも「怒り」や「嫉妬」という形でよく現れます。

 

不安を抱いた時に正しく対処するための基本は、不安であることをまず自覚する事です。不安を自覚できれば、そう伝える事によって助けてくれますし、トラブルに繋がる事もありません。

 

しかし自分が抱いている不安に、気づかなかったり否定したりしていると、助けてももらえませんし、無用なトラブルにも巻き込まれたりします。

 

不安は人に話すと和らいでいく

 

不安は人が持つ普遍的な感情ですが、不安であることを人に話す事で、幾分和らいでいくものです。

 

もちろん相手は、あなたの不安となっている原因を100%理解する事などできません。しかし不安という気持ちは分かってもらえますし、不安になった時に萎縮してしまうのも分かります。これだけでも相手から理解を得られると、随分と違うものなんです。

 

 

「解消できる不安」と「感じるしかない不安」

不安には「解消できる不安」と、「感じるしかない不安」があります。

 

解消できる不安

解消できる不安とは、その名の通り不安を解消する事ができます。不安を抱くのは、「安全かどうかがわからない」からです。つまり自分の中に情報がないからです。情報さえわかれば不安は解消されていくという事です。

 

例えば新しい職場で働く事になった時って不安ですよね。でも先輩や上司から仕事を教えてもらったり、自分で見ていく事で情報を得る事となり、少しずつ不安は解消されていきます。

 

感じるしかない不安

一方で感じるしかない不安というのは、新しい土地や新しい学校、職場などでやっていく場合、事前にいくら情報を仕入れていても、その場で出会う人々や状況次第で、何が起こるかわかりません。つまり、「その場でしか分からない」という事があります。これが感じるしかない不安です。

 

不安になっている人に対して行う対処法

 

他人が不安になっている場合、不安で落ち込んでいる事もあれば、不安でイライラしている事もあります。いずれにしても、相手を安心させる方向に動くことが大事です。

 

相手の不安が解消できる場合、具体的な対処法を伝えたり、一緒に考えたりしましょう。「感じるしかない不安」の場合は、相手の気持ちに寄り添って話を聞いてあげましょう。特にアドバイスもいりません。「聞いてあげる」というプロセスが大事です。

 

不安が収まらない場合は「不安障害」の可能性あり

 

不安障害とは、不安が異常に高まってしまう事で、生活に様々な支障をきたすような疾患の総称です。不安障害には、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、全般性不安障害、恐怖症(閉所恐怖症、高所恐怖症)などが含まれます。

 

通常だと不安であることを誰かに話したり、自分で気持ちの整理をつけるなどして、不安と向かい合い乗り越えていきますが、不安障害の場合はそれらが全くできません。症状がひどい時には「死んでしまった方がマシ」というほどの、強い症状が出るなど深刻な病気です。不安障害は専門医の治療をしっかりと受けることが必要です。

 

 

不安に関する間違った捉え方

 

先ほども言いましたが、不安は単に「安全が確保されていない」事を知らせる感情です。そこに「人間として弱い」という価値が加わると、不安を否定したくなる気持ちが現れます。これは身の安全を損なう可能性が高まり危険です。そもそも不安に対して「人間的に弱い」という価値がつくこと自体がおかしな話です。性質的には全くの別物です。

 

不安は、あらゆる活動を中止するための感情ではありません。「慎重になっていきましょう」という程度のものです。「不安だからやめる」という思考パターンを持っていては、人生を有意義に送る事は出来ません。

 

不安な気持ちを責めるような口調で伝えてしまうと、相手は責められたと感じて自己防衛に入ってしまいます。これでは本来、協力し合える人間関係を壊してしまいます。不安な時には、素直に不安な気持ちをそのまま伝えていく事がベストです。

 

不安あるある「失敗したらどうしよう・・・」

 

非常によくある不安に「失敗したらどうしよう・・・」というのがあります。会社のプレゼン、ピアノの発表会、挨拶、司会・・・挙げればキリがありませんが、これらの事をやる事になった場合、多くの人はやる前から緊張し不安になります。

 

これは当然の事で、「その時の自分がどうなるか」「結果がどうなるか」など、全てが未知だからです。不安を少しでも解消しようと、経験した人から情報を仕入れたりもしますが、自分がその通りになるとは限らず、安心できないため不安が消える事はありません。

 

誰でも失敗はしたくありませんし、「上手くやりたい」という気持ちは大事です。不安で頭がいっぱいになると、現実的な判断をしたり視野を広げることができず、、逆に失敗を引き寄せてしまいます。またちょっとした失敗も立て直す事ができなくなり、ズルズルと落ちていく事に・・・。

 

ですから「失敗してもいいんだ」というくらいの気持ちを作っていく事の方が大事です。その方が心に余裕ができるので、もし失敗しても良い対処が取れます。

 

不安な人にとってはいけない態度

 

イヤな事をしてくる人やイジメをする人、ストーカーなどに対して、決して弱腰にはならず「毅然とした対応を」という事をよく聞きます。曖昧な態度を取っているから付け込まれるのであって、ビシっと言ってやれば収まるという考えです。

 

しかしこれは危険な対応の仕方です。なぜならイジメてくる人やイヤな事をする人、ストーカーなどは、いずれも原動力は「不安」であるという事です。このような相手はとにかく「不安心」が強いです。

 

このような不安を抱えた相手に、毅然とした態度をとってしまうと、相手の不安レベルを極端に高める事となり、不安が怒りに変化します。これがきっかけとなって、とんでもない事件に発展する事もよくある事です。

 

だからといって黙って受け入れたり、寄り添ったリする必要はありません。いじめやストーカーは一人で対処できる問題ではないので、しかるべき方法を取る事をお勧めします。

 


 

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