スポンサーリンク

神経症はストレスによる不安が取れなくなったのが原因

 

神経症とは、何らかのストレスを受けた際、不安を取り除くことが出来なかった場合に発病します。いわゆる「ノイローゼ」と呼ばれたりもします。また一口に神経症といっても、様々なタイプがあります。

 

神経症の特徴は、「重要な仕事を任されたことによる不安」や「体調不良を重篤な病気ではないかと不安になる」など原因がはっきりしています。このような原因が無くなれば症状は軽くなり、不安が強まれば症状はどんどん重くなっていくという分かりやすさを持っています。

 

 

神経症になりやすい人の性格

同じ状況下であっても神経症になる人とならない人との違いができるのは、「性格」が大きく関係しています。自信欠如や完璧癖などがある人は、特に神経症にになりやすいタイプといわれています。

 

●ストレスを受けやすい 
●自分に自信が無く何事につけて不安 
●物事を完璧に行わないと気が済まない 
●トラブルがあると自分を責める 
●人に依存する傾向が強い 
●自己中心的である 
●不安を適切に処理する事が出来ない 

 

など。

 

神経症の主な心理的症状と身体的症状

心理的症状としては、「不安や恐怖」「抑うつ感」「強迫(わかっていてもやめられない非合理な心理」などがあり、身体的症状としては、「頭痛」「めまい」「不眠」「下痢」「食欲不振」「動悸」などがあります。

 

神経症は深層心理において自我防衛の失敗とされている

神経症を深層心理の面から見ると、自我を守る為の「自我防衛機制」に失敗したために、無意識の願望や不安が表面化し、自分や社会に受け入れられない形で、身体的な症状や行動に現れるとされています。また幼児期のトラウマや現実の自己と理想の自己の不一致が原因という説などもあります。

 

自我防衛機制とは?

欲求が満足できない時、それによって起こる不快さを解消するために行われる、自我の働きの事を言います。

 

自我防衛機制の主なもの

●抑圧・・・ないものとして扱う
●逃避・・・もっともらしい理由に逃げる 
●退行・・・赤ちゃん返りして切り抜ける 
●置き換え・・・無関係の人で鬱憤を晴らす 
●昇華・・・よくない欲望を良い欲望として満足させる 
●反動形成・・・本来の衝動とは逆の行動を取る 
●補償・・・劣っている部分を他の事で埋め合わせる
●取り入れ・・・気になる人の真似をする
●同一化・・・憧れの対象に自分を重ね合わせる
●投射・・・自分の嫌な部分を相手に押し付ける 
●合理化・・・適当な理由で正当化する
●打ち消し・・・気に入らない事を何度でもやり直す 
●隔離・・・関係ないと割り切る

 

 

神経症の主な種類

神経症はその症状によって細かく分類されています。主なものを紹介します。

不安神経症

 

突然に強い不安に襲われ、動悸や呼吸困難、不安発作、めまい、悪寒、発汗、失神などが起こったり、不安定な感じや非現実感という恐怖感に陥る事もあります。
不安発作は短時間で収まりますが、この不安発作が再び起こるのではないかという不安が、さらに症状を悪化させてしまう事もあります。特に外出時に起きます。

 

強迫神経症

 

おかしいと分かっているのに、考えたくない事を考えてしまうという強迫観念や、やめたい行為をやめられないという、強迫行為といった事を繰り返して、その事に苦しみ悩む神経症です。外出時にガスの元栓は閉めたか、玄関の鍵は閉めたかなどいつまでも確かめたり、外出後もいつまでも気にしてしまうといった行動を取ります。これらを「疑惑症」といったりもします。

 

強迫神経症には、手や体を何度も洗わない時が済まない「洗浄強迫」、髪の毛を自分で引き抜いてしまう「抜毛症」、目に入る数字は、何でも数を数えなくてはならないという「計算強迫」などもあります。

 

恐怖症

普通なら恐れるようなものではない対象に対し強い恐怖感を覚えます。恐怖を感じる対象によって分類され、「対人恐怖・不潔恐怖・動物恐怖・疾病恐怖・広場恐怖・高所恐怖・閉所恐怖」など多様な症状があります。対人恐怖にはさらに「赤面恐怖」「視線恐怖」「自己臭恐怖」などに分ける事もあります。

 

日本人には対人恐怖、欧米人には広場恐怖が多いと言われています。

 

恐怖症の人が恐れているものは表向きの見せかけの対象であり、実は本当に恐れているものは別にあります。しかしそれを何らかの理由によって、無意識のうちに置き換えられていると深層心理では考えられています。

 

ヒステリー

 

無意識の葛藤や欲求不満が知覚や運動の症状として転換されたもので、目が見えない・耳が聞こえない・立てない・歩けない・声が出ない等といった症状が起こります。症状によって不安から逃れたり、周囲の同情や関心を得られるという心理が働いており、特に人前では症状が誇張される傾向があります。

 

神経衰弱

 

強い緊張や葛藤、過労が続いたために、疲労感、注意集中困難、焦燥感、記憶力低下などの精神的な症状や、不眠、頭痛、食欲不振、震えなどの身体的な症状が起こります。

 

抑うつ神経症

 

抑うつ気分、悲哀感、絶望感などが強くて無気力となり、外界への興味を失い不眠や食欲不振になる事もあります。

 

心気症

 

身体の些細な不調に過敏で、実際にはそうではないのに重大な病気の兆候ではないかと思い悩む状態。頭痛、めまい、動悸、不眠、記憶力減退などが起こります。

 


 

スポンサーリンク