スポンサーリンク

薬物依存は心理ストレスからの現実逃避

 

一昔前、「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか」といったTVCMやポスターがありましたが、それから数十年たった現在も、依然として薬物使用者は減りません。むしろ減るどころか、脱法ハーブや危険ドラッグなどを含めると増えてきています。最近でも大物ミュージシャンが覚せい剤使用で捕まったニュースや、脱法ハーブの使用で交通事故を起こすなど社会的な問題になっています。

 

この薬物依存・薬物中毒となるそもそもの根本原因は心理的なストレスにあります。自身の抱える心のストレスをどうにも消化できず、「つい」という逃げの気持ちから薬物に走っていきます。

 

一度でも薬物に手を出してしまうと、薬の使用で得られる感覚の虜になってしまい、自分一人ではやめる事も出来ず後戻りする事は出来ません。

 

 

心理的ストレスを抱えやすい人は依存しやすい

 

心理的なストレスを抱えやすい人というのは、ストレス解消のために何かしらの事をしますが実は解消されていません。ですので心の中には常にストレスが溜まっており、疲弊しきっています。ですので薬物や宗教、酒、ギャンブルなど、何かしらのキッカケですぐに依存してしまう傾向があります。

 

心理的ストレスを抱えやすい人の特徴

●普段から相談する相手などがいない 
●何でも一人で抱え込む 
●プレッシャーに弱い 
●寂しさや孤独感に弱い 
●心にいつも不安を抱えている 
●繊細である

 

薬物でも危険性の非常に高い覚せい剤

 

薬物の中でも覚せい剤は依存性が高いのが特徴で、覚せい剤の主成分である「アンフェタミン」という物質は、強い中枢興奮作用および精神依存や薬剤耐性などがあります。日本では麻薬に指定されていますが、アメリカではナルコレプシー・ADHDなどの治療に使われています。

 

覚せい剤の主な効果

覚せい剤の効果として、覚醒効果中の時は、「とても幸せな感じ(多幸感)や気分の高揚」「疲労感や眠気が取れる」などがあります。一方で覚醒効果が切れた時には、「長時間にわたる強い疲労感や無気力」、「抑うつ気分」などになります。

 

覚せい剤は覚醒効果中と効果が切れた後での差が激しいために、薬が切れる前の状態を求めて繰り返し使用するようになり、次第に使用回数や使用量が増え、やがて覚せい剤がなくてはいられなくなります。

 

このような状態を覚醒剤依存といい、覚せい剤に限らず何らかの薬物による依存を薬物依存といいます。ちなみにアルコール依存も薬物依存の一つです。

 

その他の依存を引き起こす代表的な薬物

大麻、LSD、コカイン、アヘン、モルヒネ、脱法ハーブ、危険ドラッグ、シンナーや睡眠剤など。

 

80年代に若者に流行ったシンナーは、次第に意欲や集中力の減退、記憶力の低下、無関心、無気力などの症状が現れます。また感情面で不安定になり、攻撃的・衝動的になる傾向もあります。

 

 

薬物の精神的な依存と身体的な依存

 

薬物依存には「薬物を欲しい、使いたい」という強い欲求を示す「精神的依存」と、薬物をやめる事で激しい禁断症状を起こす「身体的依存」があります。精神的依存を起こすか身体的依存を起こすか、両方の依存を起こすかは薬物によって異なります。

 

覚せい剤やコカインは主に精神的依存を引き起こし、モルヒネや睡眠薬、抗不安薬などは精神的依存と身体的依存の両方を引き起こします。

 

また次第に使用量を増やさないと、最初に使用した時と同じような効果を得られなくなる薬物耐性という変化も起こります。

 

薬物は使用し続けると幻覚や妄想が起こる

 

覚せい剤をはじめとする強い薬物を繰り返し使用していると、幻覚や妄想を引き起こします。薬物中毒者がワケの分からない事を叫んだりするのは、幻覚や妄想がお起こっているためです。

 

特に覚せい剤は使用をやめて数年たっても、理由なく幻覚や妄想が起こる事があります。これをフラッシュバックといい、覚せい剤によって脳の機能に障害が起こり、使用をやめた後も長く残っているためと考えられています。また飲酒や心理的なストレスによってフラッシュバック起こる事もあります。

 

身近なものにも依存性の強いものがある

 

私たちの身近なものにも依存性の強いものがたくさんあります。コーヒーに含まれるカフェインやタバコのニコチン、アルコールなどです。これらは基本的に好きで飲んでいるものですが、実はストレス解消手段の一つとして、無意識のうちに習慣化されている事の方が多いのです。

 

タバコには適度な量など関係なく体に悪いものですが、コーヒーやお酒は適量であれば身体にも良いとされています。しかしストレス解消手段としての度が過ぎてしまうと、依存しやすくなるので注意が必要です。

 

薬物は身を滅ぼすだけ

覚せい剤に限らず最近多く見られる、脱法ハーブや危険ドラッグなどに軽い気持ちで始める方達もいますが、その先にあるのは人生の破滅です。どれだけストレスが溜まっているからといって、薬物に頼ってもストレスは改善されませんので、絶対にやめましょう。

 


 

スポンサーリンク